第2次自転車社会実験分化会・グリーンストック作戦モデル地区報告会本日連続開催!! niiha 2010/2/24(水) 16:53 |
実験開始直前(取材もありました!) |
寒風吹く中ご参加ありがとうございました。 |
平成22年2月24日(水)神田公園区民館4F洋室にて、午前・午後連続して「神田警察通り自転車レーン実験」分科会・グリーンストック作戦モデル地区の報告会が、たくさんの皆様方にお集まりいただき開催されました。オブザーバーとして参加しましたので、取り急ぎ概要についてご報告させていただきます。 午前中の分科会では、「大丸有地区・周辺地区環境交通推進協議会」が中心となって進めた本年1月16日(土)のオープニングセレモニー(お寒い中、また短いご案内期間にも関わらず、たくさんのご参加を賜りありがとうございました。)から2月14日(土)までの毎週土曜日・日曜日延べ9日間(1回は雨天中止)の社会実験が事故もなく無事終了しましたとの報告がありました。「交通量調査」や「アンケート調査」の仮集計がなされ今後年度末までに最終的な報告書をまとめるとのことでした。今回の実験を契機に自転車レーンや自転車の活用が促進されるようになると良いなあと思いました。正式な報告書公表されましたなら、また概要をご報告させていただきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
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神田公園区民館連続開催(グリーンストック作戦1)その2 niiha 2010/2/24(水) 17:21 |
区生活環境部長ごあいさつ |
熱い思いを語る秋山理事長 |
午後2時からは同じ4階洋室にて、省エネ診断結果など平成21年度グリーンストック作戦の報告会が開催されました。当日出席者総数合計52名〜環境安全部調べ(推進協議会メンバー5名、ビルオーナー等6名、事業者等24名、事務局・大学等 17名) 冒頭区大畠環境安全部長から「90年対比2020年にCO2△25%を目標に、千代田区でも「環境モデル都市」の取り組みを進めている。区内には12,000棟ビルがあるので省エネ対策がCO2削減にきわめて有効と考える。この内神田地区をモデル地区としたグリーンストック作戦が、今後の取り組みの「きっかけ」となればと願っています。」との趣旨の挨拶がありました。 また、モデル地区の地域の旗振り役として秋山神田駅西口商店振興組合理事長からは「4万人の夜間区民に加えて85万ともいわれる昼間区民をも巻き込んだ省エネ・CO2削減の取り組みを率先して進めることで、良好な環境を次世代につなげる第一歩となればとの思いで参画している。昨年秋には、西口商店街・出世不動通り商店会など内神田エリアで「千代田ECO祭り」と名を打って省エネコンテストやLED照明のデモンストレーションなどの啓発活動を行った。この取り組みが来年・再来年につながっていけば良いなあと思っています。」との力強いメッセージを含んだごあいさつがありました。(所用のため中途半端で申し訳ありません。続きは明日以降に投稿させていただきたく、よろしくお願い申し上げます。)
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連続開催(グリーンストック作戦2)その3 niiha 2010/2/25(木) 9:08 |
事業者様からの改善事例紹介 |
秋山理事長のご挨拶の後、発表になりました。本グリーンストック作戦のテクニカルアドバイザーとして、早稲田大学の高口さんから概略以下のようなお話がありました。 ①原油換算で1500L未満の都内の事業所の57%が省エネ法等によるCO2削減義務がない。千代田区内においても2,000㎡以下の延床面積の中小規模の建物が約84%を占め、これらのビルの省エネ対策への取り組みがCO2削減にもきわめて重要となる。 ②千代田区では、街区単位での面的対策(グリーンストックコミュニティ)と個別建築物対策(グリーンストッククラブ)の2つの大きな取り組みをしている。区では神田駅西口周辺地区を最初のモデル地区として取り組んできるが、イギリスなどの先進事例を見ると「地域」という従来からある伝統的な枠組みによる役割は決して小さくない。 続いて、芝浦工業大学の村上さんからは、省エネ診断の受診結果を中心とした調査結果についてご報告がありました。 ①ビルオーナーへは郵送(送付320・回収63・回収率19.7%)で、テナントにはポスティング(送付674・回収48・回収率7.1%)で省エネ診断参加意向調査を行った。特に小規模ビルオーナーからの回答が多くあり調査のし甲斐があった。実際に区の助成制度や都の無料省エネ診断につなっが事例もでた。 ②今回モデル地区として神田駅西口周辺地区で14件の受診が行われ、100事業所当りの受診件数は1.12で千代田区の0.07の16倍、東京23区の0.04の29倍となり地域ぐるみでの取り組みの成果が現れている。調査結果でかなりビル毎にエネルギー消費量に差があり、平均13%程度(運用改善平均8%、設備改善平均5%)の省エネが図れることが分かった。
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連続開催(グリーンストック作戦3)その4 niiha 2010/2/25(木) 10:47 |
引き続き、区内事業者からの改善実例の紹介の後、神田駅西口地区の田熊さん(内神田鎌倉町会)から省エネ診断の受診と区助成金利用の体験談が語られました。 ①「これからのビルには防災・防犯が当たり前のように省エネ」が1つの必須要件として求められる時代が来るとの個人的な確信から省エネ診断を受診しました。結論として、受診して良かったと思っています。 ②診断受診手続きは簡単でしたし、実際の診断も意匠・設備関係の図面や電気使用料の請求書など資料を用意する手間はありますが、約2〜3時間で終わります。 ③電気使用量をグラフ化して夏場の電気使用料が増えていることに初めて気がつきました。理由がビルの開口部が南に面して直射日光が直接あたっていることに気がつくなど受診して良かった。運用改善で約3%、設備改善で約9%の削減効果(年間約763千円、杉800本に相当)が見込めることがわかりました。 ④区の助成金の補助率がもう少し上がるとありがたい。 引き続き、クールネット東京の方から「平成21年度の省エネ診断の申し込みの締め切りが2月26日(金)までです。」などのご案内があり、結びに大塚担当課長から本日ご報告いただいた成果を元に、来年度以降具体的な事業を実施してまいりたいので、ご協力をお願い申し上げますとの挨拶がありました。
HP担当者会でもおなじみの田熊さん |
クールネット東京からの省エネ診断のお勧め |
私が区の本作戦指揮官です。 |
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