千代田区・神田公園地区連合町会のサイトです。

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平成28年9月3日(土)、神田児童公園で、神田公園地区の9町会(内神田美土代町会・司町一丁目町会・司町二丁目町会・内神田旭町々会・内神田鎌倉町会・多町一丁目町会・多町二丁目町会・神田鍛冶三会町会・神田橋町会)による九町会防火防災訓練が行われました。
午前9時、各町会の防災部長、神田消防署および消防団の方達が集合して、受付け会場や訓練会場の設営が手際よく始まり、午前9時30分から参加者の受付が始まりました。
午前10時、町会ごとに整列し、開会式が始まりました。
今年度の担当町会は多町二丁目町会。薗田防災部長が開会宣言をし、大藤会長のご挨拶がありました。


薗田防災部長

大藤会長
続いて、神田消防署の押田警防課長より、「訓練を繰り返すことにより、いざという時にすぐに行動にうつせるようになる。」とのご挨拶がありました。
神田警察署の夏川防犯係長からは「このような訓練で、普段顔を合わさない人と顔見知りになることは、地域の声かけによる防犯にもつながる。」とのご挨拶をいただき、いよいよ訓練が始まりました。

神田消防署 押田警防課長

神田警察署 夏川防犯係長
訓練内容は、�@煙・起震車体験、�A応急救護訓練、�B初期消火・通報訓練・救助資器材の説明で、参加者は3班にわかれて訓練が行われました。


起震車体験では、最大震度7までの揺れを体験します。


煙体験コーナーでは全長約5メートルの「煙体験ハウス」の中を姿勢を低くして、タオルやハンカチで口を覆い、煙を直接吸わないようにし、前の人に続いて進みます。中は予想以上に視界が悪いです。



初期消火訓練コーナーでは、「天井まで火が届いたら逃げること、怪我をしないことが第一」とアドバイスを受け、消火器の使い方を訓練していました。

こちらは、応急救護訓練コーナーの様子です。


救急隊が到着するまで心臓マッサージを続けることは、かなりの体力が必要です。
こちらは通報訓練コーナーの様子です。

通報訓練では、あわてず、事実を伝えることを訓練します。
救助資器材説明コーナーでは、「スタンドパイプ」についての説明がありました。
スタンドパイプは、道路にある消火栓や排水栓に差し込み、ホースをつなぎ消火を行うことができるというものです。軽量で、消防車が進入できないような道路の狭い地域においても、近くの消火栓の圧力だけで放水し消火活動ができます。

今回の訓練には、社会福祉協議会のご協力によりボランティアさんも参加してくださいました。気温が32度を超える蒸し暑さの中、冷たい麦茶を提供してくださいました。



訓練の合間に麦茶で水分補給
午前11時半、全ての訓練が終了し閉会式となりました。
神田消防署鍛冶町出張所の山田所長より、「台風はある程度予想ができるが、地震はいつ起こるかわからない。このような訓練をとおして体を守れるようにすること、そしてこれを機に寝室の家具の点検なども行うように。本日の訓練に若い人の参加が多かったことも安全な町を目指していく上で大切。」という講評をいただきました。

開会式と同じように整列

神田消防署鍛冶町出張所 山田所長
このあと、次回の当番町会の司町二丁目町会の大井会長が閉会のご挨拶をされ、物資配給訓練を行ないながら解散となりました。

大井会長

一人一人の日頃の備え、防災の意識が、いざという時に自分を守り、そして隣近所の助け合いにもつながります。
防災訓練で、再認識できました。
参加者の皆様、神田消防署、消防団第二分団、社会福祉協議会のボランティアの皆様、そして各町会防災部の皆様、お疲れさまでした。

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